2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

表現力を養う

『ザ・エージェント』(鬼塚忠)を読んだ。 ノンフィクション作品を成功させるには、 キャラクターやテーマという素材が何より重要だ。 強烈なオーラを発している実在の人物や、 誰の身にも迫りつつあるシビアな現実があれば、 あとはその存在感を正確に描写…

ボトルネック

デスクトップに貼り付けてあったテキストファイルを開いたら、 以下のような文章だった。 出所がわからないんだけれど、内容からみて、 「ほぼ日」で、岩田聡氏と糸井氏との対談のどれかだろう。 あらゆることがそうですけど、かならず「ボトルネック」とい…

『考える奴隷の仕事』の おもしろさをわかりなさい

もう一つ、岩田氏と糸井氏の対談から。 岩田 「お客さんは、わかってくれない」というのを前提にして ものをつくっていくという宮本さんの姿勢は、 ふだん、ぼくがやっていることに近いんです。 「コミュニケーションの前提は、 ディスコミュニケーションで…

ご褒美発見回路

「ほぼ日」で、岩田聡氏と糸井氏との対談から。 岩田 人は、まずその対象に対して、自分のエネルギーを注ぎ込むんですね。 時間だったり、労力だったり、お金だったり。 そして、注ぎ込んだら、注ぎ込んだ先から、 なにかしらの反応が返ってきて、それが自分…

「考えなくていい」という楽

『河合薫の新・リーダー論』 「部下も、上司も、み〜んな“思考停止症候群”?!」 (http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110222/218549/?P=1) を読んで。 リーダーシップにしても、コミュニケーションにしても、 あまりに言葉が正しすぎるがゆ…

信用は責任を果たすことによって生み出される

『フリーペーパーの衝撃』(稲垣太郎)を読んだ。 昨今、地域特性を出した いろんなジャンルのフリーペーパーが、発行されている。 百花繚乱、乱立状態。 経営状況が思わしくなく、 廃刊に追いやられものも少なくないようだ。 本の中で、東京の高校生が フリ…

最高の場面に持っていく方法

「ほぼ日」の『いろどり』で、横石知二氏と糸井氏の対談から 横井氏の発言。 「いろどり」をやっている人たちが強いのは、 やったことが必ず評価されるからです。 人がいちばん大事なのは評価されることです。 人が評価されないと、やったことが、直結しない…

知りすぎないこと

「ほぼ日」の『社長に学べ!』シリーズで、 TSUTAYAの増田宗昭氏と糸井氏の対談から 増田 「 日経新聞を読まない。ネクタイをしめる。 経済団体の集まりにはいかない。 ゴルフをしない 」 と、当時、四つ決めたんです。 糸井 世間で語られる情報論っ…

共感

『共感力』(平野秀典)を買った。 平野氏の著作を読んだのは、何ヶ月ぶりだろう。1年以上経つか? 以前は、氏の 「皆さん、皆さんに必要なのは感動ですよ〜。 1にも2にも感動。3,4がなくて、5に感動。」 というような感動宗教の教祖みたいで、 しば…

ひとつひとつ、できることをやる。

「ほぼ日」の『社長に学べ!』シリーズで、 クオカの斉藤賢治氏と糸井氏の対談から 糸井 斎藤さんは親父さんに「パソコンはだめだ」と言われたとき、 説得するんじゃなくて妻に頼んで36回ローンにしました。 そのパターンですよ。 「勝ち取る」とか、そうい…

行動することは、つけた知識を完成させること

「ほぼ日」の『社長にきけ』で、 パソナ社長の南部靖之氏と糸井氏との対談から。 吉田松陰の座卓の後ろかどこかにあった掛け軸に、 こんなことが書いてあったんです。 「知識をつけることは、行動することのはじまりであり、 行動することはつけた知識を完成…

目的は行動すること

『ほぼ日』就職論での金井壽宏氏と糸井重里氏との対談から。 金井氏が、 人間って、むしろ「不安」がないと、 将来を見通すこともできなくなるんですよ。 次はどうしたいという夢やビジョンが持てなくなる。 実際、新しい世界に入るまえの「不安」は 環境へ…

ダウンロードできないもの

今日も、『ほぼ日』就職論での矢沢永吉氏と糸井重里氏との対談からら。 矢沢氏が、 ダウンロード、デジタルコピー。 時代がそういうふうに動いていくときに、 どっちかだろうと思ったのよ。 ダウンロードできないものか、 逆に、とことんダウンロードできる…

人のせいにしちゃダメだよ

『ほぼ日』就職論で矢沢永吉氏と糸井重里氏との対談でもうひとつ。 矢沢氏が 「それを絶対あとで、人のせいにしちゃダメだよ」 というのは、言っておきたい。 あとで、国のせいにしたり、周りのせいにしたり。 わかる? これはダメだよって。 これは約束違反…

自分自身に対する問いは、常に続く

『ほぼ日』の就職論での、矢沢永吉氏と糸井重里氏との対談で 糸井氏が いまの若い人たちってみんな、 いろんなことを覚えすぎたり、教わりすぎて、 自分に、がんじがらめになってるんだよ。 言っている。 山田ズーニー氏も、高校生たちに教えていて、 地方の…

決裁は自分

糸井氏が、就職論で、河野晴樹氏との対談時に 仕事について、こんなことを言っている。 自分のうえのほうになにか違うルールがある、 なんて思って仕事をしているあいだは、やっぱり、苦しいんですよ。 ウチの会社のやつらがおもしろがって仕事してるのって…

本の熟成

先週の金曜日、近所のブックオフ¥500セールで 『マッキンゼー流図解の技術』(ジーン・ゼラズニー)を購入した。 以前から目をつけていたのが、セールになると棚から消えていていた。 やっと、セールの日にお目にかかれた。 もともとの定価が¥2200…

安心感

CMディレクターの中島信也氏のインタビュー記事をコピペしておいたのを、 久々に読み返した。 『 日本のCMこれからどこへ? ヒットメーカー中島信也さんと語る第1回 』 (http://wedge.ismedia.jp/articles/-/946?page=2) TVというのは莫大な金が動く、…

自分だけをみつめて決める

今日も、以前気になった記事のコピーペーストから。 坂田耕氏の『CM対談』で、アートディレクターの葛西薫氏との会話。 葛西 新しいことを意識しすぎたものはすぐ古くなりますから、 この辺は裏腹なんですよ。そう思うと新しいとか、 強いとかは忘れてしまっ…

感動する力をどうやって引き出すか

ほぼ日の昔の記事で、糸井重里氏と日比野克彦との対談 『のんびりした神様に』を、一ヶ月くらい前に読んだ。 そのとき気になった箇所をいくつかコピーペーストして デスクトップに貼ったままだったのを久々に読み返した。 日比野 自分が絵を描いて、アトリエ…

情報の咀嚼

ほぼ日の、細川護熙氏と糸井重里氏との対談を読んだ。 『細川家の平熱』というタイトルだ。 「細川家の至宝」展が昨年の春、開催されて、 その頃に行なわた対談。 話題は、細川家の文化財や、その維持活動の苦労話から始まり、 細川護熙氏がのめり込んでいる…

それでも同じ日本語

『思い出を切りぬくとき』(萩尾望都)を、朝から読んだ。 10年以上前に出版されたエッセイであるが、 先日ブックオフの105円コーナーで見つけ、存在を初めて知った。 半分くらい読んだあたりで、一休み。 休憩中に机の上を片付けをした。 そのときに手…

属するということ

『ゼロからの脚本術』の中で、 映画監督の内田けんじ氏が、浦島太郎体験を語っている。 アメリカに行くときは、日本で誰も携帯電話を持っていなかったのに、 帰国したらみんな携帯電話を持っていたことに驚いたらしい。 駅で前に立ってたおじさんが、電話し…

『カンディンスキーと青騎士』展

先日行ってきた、『カンディンスキーと青騎士』展について。 まず、展覧会そのものについての評価。 conpositionなどの大作が無く、 主役がいない、脇役ばかりの展覧会だった。 出展数も多くはない。 それでいて入場料1400円は高い。 ブラタモリでも紹介され…

掘り下げたアンケート

散らかりっぱなしの部屋を片付けた。 以前取り上げた『R25のつくりかた』 の本が出っぱなしだった。久々にめくってみる。 この本の著者は読者へのアンケート調査を 作業の中心に据えて雑誌製作をしている。 笑福亭鶴米氏と糸井重里氏の対談では、 アンケ…

1日1個のメモからはじめよう

『ゼロからの脚本術』の中で、 三木聡氏が、「1日1個のメモからはじめよう」という サブ標題をつけて言っている。 自分が何に興味を持っているかって、意外とわからないんですよ。(略) これから脚本を書こうという人は、面白いとおもったこと、 興味を惹…

一瞬で相手を納得させる

自分のやりたいことって何か? 図面や映像って書いたけれど、 もうチョッと説明すると、 ・一瞬で相手を納得させるような書面を書いてみたい。 いちいち説明なんかしなくてもいい、一瞬で相手を黙らせてみたい。 これは、自分の意見をゴリ押しするということ…

霧がかったイメージ

買ってからずっと積みっぱなしだった、 『カラダ発発想術』(くらた・まなぶ)を読み出した。 買った当初は、パラパラめくっても、 目に飛び込んでこない言葉ばかりだったので、 今回の氏の著作はハズレだったかな、なんて思って暫く放っておいた。 でも原因…

悩むことは、成長するための通過儀式

去年、完了した仕事の件で、クレームの電話が入った。 自分としては、完璧に仕上げたつもりなのだが、相手に対する気遣いが足らなかった。 相手が文句を言うのは、一理ある。 当時の自分の対応が、あまりにも事務的であった。 相手の方が感情を抑えてくれて…

サービスの時代

処分しようと思って、積んでおいた本をダンボール箱に収めている最中、 手に取った『プレゼンの成功法則』(谷口正和)という本を開いた。 「この本、読んだっけ?」 パラパラめくっていると、ある図が目に止まった。 世の中は、「工業化」→「情報化」→「サ…