表現力を養う

ザ・エージェント』(鬼塚忠)を読んだ。
               
  ノンフィクション作品を成功させるには、
  キャラクターやテーマという素材が何より重要だ。
  強烈なオーラを発している実在の人物や、
  誰の身にも迫りつつあるシビアな現実があれば、
  あとはその存在感を正確に描写できる腕の立つライターがいればいい。
  素材がいいのだから変に凝らなくていいのである。
          
  ところがノンフィクションはこうはいかない。
  キャラクターやテーマがよくたって、表現力がなければ台無しだ。
  また多くの人がフィクション作品を買うのは、
  そこに感動を求めるからだが、感動ほど価値の一定しないものはない。
             
最近、何かしらの表現活動をしたいしたい、
どうしたら、どうしたら、って一人悶々としていた。
      
鬼塚氏の論に従うとすれば、私は表現力を養わなければならない。
あと、皆が飛びつきそうなテーマを見つける癖も必要。
           
だって、キャラクター勝負するほどの覚悟を持てない。
そんなことしたら、自分がつぶれてしまいそうだ。