安心感
CMディレクターの中島信也氏のインタビュー記事をコピペしておいたのを、
久々に読み返した。
『 日本のCMこれからどこへ? ヒットメーカー中島信也さんと語る第1回 』
(http://wedge.ismedia.jp/articles/-/946?page=2)
TVというのは莫大な金が動く、彼らにとっての桧舞台。
テレビCM打てるスポンサーというのは、
そのお金を払える「ちゃんとした」会社ということになるわけだから、
そこでいわばふるいにかけられているし、格付けを通過している。
転じて、インターネットは、誰にでも上がれる舞台。規制らしい規制が全くない。
「玉」があるけど、「石」もいっぱい混じってるメディア。
4マスの上でできた範囲がある一定の幅だったとすると、
そこをはるかに超えるものまでまかり通っているのがインターネット。
だから、規制がない、格付け試験を通過していない
インターネットの広告になると、
ユーザーがいちいち判断しなくてはならない。
モノやサービスを宣伝するとき、価格というのも魅力ではあるが、
一番効果的なのは安心感を消費者に持ってもらえるかどうかだろう。
「大企業だから安心。」
「一番売れスジだから安心。」
「有名人の御用達だから安心。」
「老舗だから安心。」
「舶来品だから安心。」
「○○さんがいいって言ってたから安心。」
そして、
「テレビでCM流れてたから安心。」
安心の期待値のランクによって、消費者の財布は緩くなったり、きつくなったりする。
インターネットで宣伝しようとするとき、読者に安心感を与えるためには、
常に自分の手でアピールしなければならない。
TVCMのように、TV放送局という巨大企業の威力を利用した
借物の権威では、購買者を納得させられない。
では、どうしたらいいのか?
今までの勉強で得たところでは、
・正直であること。
・なるべく情報を公開すること。
要は、自分という人柄を知ってもらうということに尽きる。
背伸びをせず、ハッタリをかませず、知ったかぶりをせず。
その上で、納得してくれる人が、大切な顧客となる。