自分自身に対する問いは、常に続く
『ほぼ日』の就職論での、矢沢永吉氏と糸井重里氏との対談で
糸井氏が
いまの若い人たちってみんな、
いろんなことを覚えすぎたり、教わりすぎて、
自分に、がんじがらめになってるんだよ。
言っている。
山田ズーニー氏も、高校生たちに教えていて、
地方の子供たちは、
自分の体験したことに基づいて質問を投げかけてくるのに対して
都会(東京)の子は、仕入れた情報を立脚点として質問をする。
だから、都会の子の質問は同じような内容になりがちだという。
西村佳哲氏も著作の中で、
現代社会に住む自分たちを含めた下の世代が
情報に右往左往して、
自分を見失ってしまいがちになることについて
危機感を述べている。
今の自分に対してタイムリーな忠告だった。
まわりの意見を聞くんじゃない。
自分がどうしたいかを問いかけるんだ。
自分が何を大切にして生きてきたかを想いかえすんだ。
何も答えが出なくても、何も思い返せなくても
つぎの一歩を踏み出すんだ。
一歩進んだ場所に行けば、答えが見つかるかもしれない。
自分自身に対する問いは、常に続く。