霧がかったイメージ

買ってからずっと積みっぱなしだった、
『カラダ発発想術』(くらた・まなぶ)を読み出した。
買った当初は、パラパラめくっても、
目に飛び込んでこない言葉ばかりだったので、
今回の氏の著作はハズレだったかな、なんて思って暫く放っておいた。


でも原因は、自分の関心事が、本の内容と噛み合わないだけだった。
やっと、この本に書かれている事柄と、自分の心が引っ掛かったようだ。


企画の起こし方の記述について。


くらた氏は、商品開発でも、飲み会でも、
企画するときはA4の紙一枚から始めるという。


  まずは黒ペンで「今あるもの」「決まっていること」を無心で書き出す。
  その後、赤い文字で「今ないもの」「これから決めるもの」を加える。
  A4の紙は、どんどん更新していきます。

  「企画を立てる」・・・・「今ないもの」を「ある」にかえること
              「今、決まってないこと」を「決める」こと
              「赤文字」で書いたことを「黒文字」に変えること


自分のやりたいこと、を最近ことあるごとに考えるようにしていて、
まだ書き出してはいないのだけれど、図面や映像関係だということはわかってきた。


それに対して、稼げるか否か、という損得勘定がどうしても離れないのだが、
どのような仕事があるのかどうか、ニーズや市場調査をしているわけでもない。
ただの願望の域を出ていない。
でも、そこからどのように踏み出したらいいのかわからないでグズッたまま。


そんなとき、本書を読んで、わかったこと。
 「ああ、俺って、図面や映像をやりたいって思っているけれど、
  昆虫の絵を描きたいとか、ポスターデザインをやりたい、
  映像のCG処理をしたい、っていう
  ハッキリと明確な欲望があるわけではないんだな。  

  単に、表現する、創作する、という行為に憧れているだけなんだな 」
ということが判った。


では、どうしたらいい?
やりたい理由をムリヤリあてがうことはできない。
もっともっと、自分を掘り下げないと、進むべき道は見えてこない。