2010-01-01から1年間の記事一覧

情報収集の先にあるもの

『「日本型」思考法ではもう勝てない』で、平尾誠二氏の気になったことば。 「 日本のスポーツ界ではなぜか個人の動作精度のことをスキルと表現するんですが、 実際はこれに状況判断というものが加わってこないと、本当の意味での能力、スキ ルにはなってこ…

価値観の転換

『ぼくたちの洗脳社会』(岡田斗司夫)で、堺屋太一の『知価革命』を批評している。 「 官僚出身で経済評論家である彼としては、「売れること」「儲かること」 「企業が大きくなること」「日本経済が成長すること」が絶対の正義であ り、どうしても疑えない…

専門化しないと本当に生き残れないのか?

『デジタルな経済』(伊藤元重)を買った。 夜の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」などに 出演している経済評論家の著書だ。 初版が2001年3月だから、約10年前の説。 インターネットによって、消費者は得たい情報を得られるようになっ…

「消費者ニーズ」

既に読み終えている『「創刊男」の仕事術』(くらたまなぶ)をパラパラめくった。 「マーケティング本などで、 「消費者ニーズ」ということばが、よく語られるが、 「消費者ニーズ」は誰でも語れるものであれば、 明らかにすることができるものであれば、誰…

自分にとっての価値観

一昨日、秋葉原のブックオフに行ったとき、 お目当てだった山田ズーニー氏の著作は買わないで、 田坂広志氏の著作を2冊買った。 ・これから働き方はどう変わるのか (初版 2003年10月) ・これから市場戦略はどう変わるのか(初版 2000年7月) …

規格外の米を売る

今朝のニュースで、 今年の猛暑が米農家に大打撃を与えているという内容を放送していた。 埼玉のブランド米「彩のかがやき」は、 今年収穫された新米の約7割が規格外だという。 そのため、例年より大幅に安い小売価格で販売されている。 割安感から社員食堂…

コミュニケーションの橋

『伝わる・揺さぶる!文章を書く』を読み始めたばかりなのに、少々疲れてしまった。 書いてある文字を読んでいて、なぜか辛い。 著者の意見に反感があるわけではない。 気に入った著者の作品を一度に追っかけていると現れる症状だ。 揺り戻し。好きになった…

文章を書くときのスタート地点

先程の記事で、 「「問い」の内容によっては、すぐに答えの出ないものもある。」 という文を書いた後、最初は以下のような文章を続けていた。 答えられないからと言って、借物の正解で済ませてはいけない。 分からない場合は、正直にわからないと白状する。 …

「問い」を立てることは、自分の頭で考えること

『伝わる・揺さぶる!文章を書く』(山田ズーニー)を買った。 ここ数日は、山田ズーニー女子にゾッコン。 まだチョコットしか読んでいないが、 「問いを立てる」ということから始まっているのは昨日紹介した著作と同様。 「学問も、問題解決も「問い」の発…

私の「メディア力」

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』で、山田ズーニー氏は 自分の言っていることを相手に理科視してもらうには、 内容の正確さや熱意などのほかに、 情報発信者としての「メディア力」が必要だと言っている。 「メディア力」がある人の言っていることは信…

「問い」を探す

先程の 『あなたの話はなぜ「通じない」のか』(山田ズーニー) 「考えるスタートは、「問い」の発見だ。 問題が与えられたら、私たちはすぐ、「答え」を探そうとする。暗記と応用で 正解を出すことに慣れているからだ。でも、正解のない問題を自分で考えた…

「意見となぜ」

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』(山田ズーニー)を買った。 ブックオフで見つけ、セールスを待って手に入れた。 エッセイなどの組み立て方の勉強になるハズ、という期待をもって。まだ読み終えていないのだが、読み始めた箇所に作文技術のヒントにな…

分かりやすく語る力

昨日、田坂広志氏の著作を買わなかったのに、家では田坂氏の在庫を再読した。 『プロフェッショナル進化論』。このブログでもすでに何回か取り上げている。 「「プロフェッショナル・フィールド」の戦略」という題目で、 4個の戦略を挙げている。2番目に「…

知識は時間とともに価値をなくす

昨日、ブックオフで¥500セールをしていた。 10:30に入店したのに、昨日狙いをつけていた、 プレゼンの本は無くなっていた。 プレゼン関係はあきらめ、松岡征剛氏の本を買った。本棚をジロジロ見回していると、田坂広志氏の本を見つけた。 田坂広志…

プチクリへの道

『プチクリ』(岡田斗司夫)を、図書館から借りた。 岡田氏は、プロのクリエイターになるよりも、 副業的なクリエイターや、片手間でやる表現行為に人生の活路を見出そうと説く。 表紙のサブタイトルにもなっているが 好きであることは、そのままで才能なの…

心の変遷を楽しむ

昨日は昼に帰宅して、すぐに食事をした。 午後は時間があったのに、テキトーに本を読んでいたら いつの間にか夕方になり、買い物に行って帰ってきたら もうジムに行く時間。結局、昨日のうちにブログ更新できなかった。 日中、ちゃんとネタ仕入れてをしてい…

プレゼンにおける資料の位置づけ

『採用される!提案書・企画書の書き方』(富田眞司氏)を購入した。 題名の通り、企画書などの書き方マニュアルである。 企画書のフォーマットが何通りか掲載されていたので、¥450に抵抗があったが、 買ってみた。 帰宅して、パラパラと、太字で書いて…

作文の勉強

昨日、『理解という名の愛がほしい』(山田ズーニー)を買った。 ブックオフで105円。 著者は、「ほぼ日」で『おとなの小論文教室』を開いている女性で、 エッセイは面白い。 読者からのメールを掲載して、それにまつわる経験などが読みやすい。。 この本…

絶え間なく変化する感性

『ビジネス脳を磨く』(小阪裕司)を買った。 久々に読んだ小坂裕司氏の著書。この新書は一年くらい前、小坂裕司氏にはまっていたとき、本屋でみつけたが、買わなかった。 相変わらず、小坂氏の言うことには何の抵抗もなく納得させられる。 今、この本を読ん…

私の「道」

今日も『ビジネス脳を磨く』から。小阪裕司氏は、感性社会を生き抜くのに必要なのは、「道」だと言う。「道」には、哲学、ミッション、使命、ライフワークなどを含む。「道」を探すには動くこと。動き、考え、また動いていけば そこに道は現れてくる。そして…

すべてはコミュニケーション

『ひとつ上のプレゼン。』の中で、大貫卓也氏は、 「すべてはコミュニケーション」という題で、寄稿している。大貫氏は、『ほぼ日』の、佐藤可士和氏と糸井重里氏との対談で知った人物だ。 博報堂社員から独立したアートディレークターという肩書き。 大貫氏…

ビジネスにおける「クリエイティブ」

『インターネット的』(糸井重里)より、 人と人とは、そんなに簡単にわかりあえるものではない、 ということは、コミュニケーションを考えるうえで、 とても大事なことです。 なのに、簡単にわかったつもりでまとめないと 前に進めないからという理由で、 …

感動ソフトと行動ソフト

昨日書いた、くらたまなぶの著書『「創刊男」の仕事術』に載っていた。どんなメディアでも、盛り込まれるソフトは次の二つに集約できる。 「感動ソフト(エンターテイメント)」 メディアに接したユーザーは心を動かす。 「行動ソフト(アクション)」 メデ…

相手は自分と違う

コーチングのホームページ『Coach's VIEW』(http://www.coach.co.jp)に こんな記事が載っていた。 「国際コーチ連盟(本社アメリカ)が開催したコーチ年次大会や、 英語による新しいトレーニングを通じて、 「相手は自分と同じ」ではなく、「基本的に相手は…

アンケートではわからないココロの内側

『「R25」のつくりかた』にて著者の藤井大輔氏は、リサーチデータですべてが見えたりしないと述べている。「定量調査のデータ分析は重要なのですが、どうも僕にとっては、コンセプトやアイデアを考えることに直結しないことが多い。要は「マーケットは見…

「だって、空いているじゃないですか」

『「R25」のつくりかた』(藤井大輔)を読んだ。これは、リクルート社員である著者が、フリーペーパー「R25」創刊時の苦労話を綴った本だ。最近私が読むビジネス本は、マーケティングに対して批判的な立場のものが多かった。世の中のニーズを追いかけ…

早く成功なり、失敗なりをして「何度でも試す」

『インターネット的』(糸井重里)を再読した。「「やりたければやる」「選びたいものがあったら、もっといいものを待つよりも、すぐにやる」というのがインターネット的なのではないかと考えています。網羅的でもなく、情報選択の幅を狭く限定するのでもな…

消費のクリエイティブ

今日も『インターネット的』(糸井重里)より。糸井氏は、「消費のクリエイティブ」が大事だと言う。今まで、「クリエイティブ」というと、生産の現場でしか言われなかった。でも、これからの社会では、ハッキリことばにできなくても「自分のしたいこと」「…

リストラされたエンジニアの転職

昨日、NHKのドキュメンタリー番組『追跡! AtoZ (日本の”頭脳”はどこへ行く)』を見た。 日本の大手電機メーカーをリストラされた人たちが、中国電機メーカー(ハイアール)に転職している現状のレポートだった。何を問題としているのか良くわからない…

仕事とは自分を誇示する手段ではない

『自分の仕事をつくる』(西村佳哲)より「人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージを、つねに捜し求めている生き物だと思う。そして、それが足りなくなると、どんどん元気がなくなり、時には精神のバランスを崩してしまう。 …