早く成功なり、失敗なりをして「何度でも試す」

『インターネット的』(糸井重里)を再読した。

「「やりたければやる」「選びたいものがあったら、もっといいものを待つよりも、すぐにやる」というのがインターネット的なのではないかと考えています。網羅的でもなく、情報選択の幅を狭く限定するのでもないやり方とは、やりたいことを逡巡しないでやってみて「まともに間違う」こと、そして次の何かを待っているよりも早く成功なり失敗なりをして「何度でも試す」という方法なのではないでしょうか。
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自分の「やりたいこと」を探すことが、実は一番難しいことで、それを探したらもう失敗なんてあり得ないとさえいえるのです。
選ぶときのプライオリティとは、自分の生き方に関わるものだとも言えるので、自分が生きるときのプライオリティが先に問われているのだと思います。そこまでつっこんで言うとおそろしいのですけれど、自分が一番ほしいものは何なのか、自分が一番守るべき人は誰なのか、自分が一番やってはいけないことはどういうことなのか。そういう、青春の悩みみたいに思われていた「大きな価値のプライオリティ」を、いままでの大人が持たずに済んできたことが、ほんとうは不思議なことだったともいえます。簡単に答えはみつからないものだと思いますが、そこのところがわからないと、その下位のレベルの無数の提案にも迷い続けることになってしまいます。」


所詮、自分の悩みにすぐに答えが出るわけではない。道に迷っているうちに、どこに向かっていたのかも忘れてしまう。悩むことを悩んでしまう。で、いつも同じ場所でウダウダしてしまう。何も進まない。ただ時間が過ぎるだけ。

だから、思ったら”待たずに、すぐにやる”という姿勢、早く成功なり、失敗なりをして「何度でも試す」気概が必要だ。