エッセイの流れ
『エッセイ脳』(岸本葉子)を図書館から借りてきた。
まだ、最初の方しか読んでいないんだけれど、
文章の書き方では金科玉条となっている「起承転結」について面白い解説している。
エッセイに限って言えば「転」が「結」の役目を果たすので、「結」は重要でないと言う。
本では例題を示して説明してくれている。
いろんなパターンの「結」の例文を読むと、「ナルホド」と納得してしまう。
「結」は、単に文章を終わらせるだけのモノ。
エッセイは、論文のような何か正解を導こうとする文章ではなし、
報道記事のように正確性を最優先にするものでもない。
また、主人公に感情移入して、物語の展開を疑似体験する必要もない。
読者は、著者の言っていることに共感したりするが、
読者の立場はあくまでも客観的だ。
自分は、どうも文章を何でもかんでも一括りにしてしまい、
窮屈に捉えてしまっていたようだ。