切実感や危機感

北折氏が聞いて感動したっていう、糸井氏の講演で言ったセリフについて
糸井氏が述べている。
                        
  話の流れの中で、なんとか励ましたいと思って
  オレもそうだよってことが言いたいときに、出ちゃったんだと思うんですよね。
  それは、美談として語るとしたら、
  ぼくは、切実な叫びとして言ったんですよって言えるし、それはほんとではある。
  だけど、追いつめられて。 出ちゃった。その切実感みたいなもの。
  やっぱり、世界に足りてないものを出すのがアイディアですから。
  ゆったりと考えて出るはずがない。
  前哨戦の部分とかまえがきはね、いくらでもゆったり考えられるんですけど、
  おまえ責任持って最後のアンカーだぞ、
  って言われたときの恐ろしさは危機感ですよね。
                           
  実際に、あのー、ぼくは、53キロだった人ですが、
  それが筋肉をつけるのに、すぐついたってことも、経験があるんです。
  そのとき、どうなりたいかが、その人をつくるんだなっていうのは、
  すごく思って。逆に、なりたい自分を考えることさえ忘れる、
  っていうのが、一番、泥沼なんですよね。
  つまり、勉強ができない生徒って
  勉強ができないってことから、抜け出したいことさえ考えてないんですよね。
  それは、大人になってもおんなじで、目標ができたり、
  ここにいるのだけはいやだって思うと、あがくんですね。
  それがたぶん、「死なないぞダイエット」の中心部ですよね。
               
要は意識の持ちようということか。
どんだけ切羽詰った気持ちになっているか?
どんだけ真剣に考えているか?
              
やせるってこともそう。どれだけ真剣にやせたいって考えているか。
成績良くなるってこともそう。どんだけ真剣に成績UPを考えているか。