とことんやって

「ほぼ日」で、和田メリヤスという会社の経営者を紹介していた。
大量生産できる最新式の機械を使用せずに、
旧式の吊り編み機をいろいろ改良しながら使用し続けている
和歌山の紡績会社の社長だ。 
          
大量生産の機械は「専用機」と例え、季節によって専用機が止まってる間にも、
旧式の吊り編み機は、常に回していないとダメだと言う。
そのためには、季節によっていろんな生地を編めなければならない。
               
いろんな生地を編むということは、今まで誰もやったことがない。
つまり、教えてくれる人がいない。
と言うことは、自分で考えるしかない。
だから、機械部品を注文に、機械メーカーに任せっきりにするのではなく、
「こういう部品を作ってくれ」とそのものズバリを注文したと言う。
                      
やはり、生き残る人たちは、とことんやっている。
やってやってやり尽くした結果が「今」に繋がっている。
                    
この社長、もうひとつ面白いことを言っている。
昔、一生懸命勉強したときの課目に
マイコン」「経済」と一緒に「人相学」が入っている。
インタビューアが何で「人相学」なのか訊ねると、
営業先で、女の子と気の利いた話しをするためだという。
                       
ガチガチなだけではなく、ソフトの部分も生きるためには必要。