理論のクスリ漬け
『お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ』
(邱永漢・糸井重里)のプロローグで糸井氏が言っている。
マーケティング的な方法は、
「うまくいかないとしたら、これが足りないからですよ」と、
あらゆる角度から教えてくれているように見えるんだけれど....。
ところがそれは、まるで「理論のクスリ漬け」のようなものだと思います。
「このクスリが効かなかったら、これを使うといいです」
「新しいクスリができました。今度こそよくなりますよ」
クスリ漬けの生活の中で、
「そのときどきにいちばん効くらしいクスリ」を手に入れて、
本の短い時間だけ「うまくいっている」と感じていても、気持ちが悪い。
ただ、目先の情報にふりまわされるだけだから。
自分って糸井氏が言うところの「理論のクスリ漬け」状態。
常に新しい刺激のクスリを欲している。
糸井氏の言うように、
新しい理論を知ると、最初は納得してその説を信じ込んでしまう。
でも、すぐに不安になって、また新しい理論を求めている。
いつになっても不安を解消できない。
これってどうすれば脱皮できるの?
行動するのみ?