時間を忘れてしまうほど、熱中することって何か?
図書館から借りたい本があるのだが、
既に最大貸し出し冊数を借りているので、
手元にあるどれかを返却しなければならない。
そこで、『プチクリ』(岡田斗司夫)を久々に手にとって見た。
以前読んだときに貼っておいた付箋紙の箇所を開いてみる。
その中で、本の最初の方に貼っておいた箇所を読んだ。
(あなたの周りに)たくさんのプチクリが見つけられそうですね。
見つけるためのポイントは三つ。
一つは、好きなこと、詳しいこと。得意なことがはっきりあること。
二つ、そのジャンルを生かして、何らかの活動をしていること。
三つ、その活動は、何か大勢の人に向けて発信されていること。
というのを読んで、付箋紙を剥がした。
もう、この文は自分にとってはマークすべき内容ではない、と判断したから。
でも、その後に
そして何より、いつも積極的で、楽しそうなこと。
プチクリは、人生をエンジョイする達人なのです。
ということばが続いているのを読んで、目が覚めた。
自分が本当にやりたいことは何か?
自分の得意分野は何か?
自分が稼げる業種は何か?
そんなことばかり考え、答えに窮してばかりいた。
自分が、本当に楽しいと思えることは何か?
やり始めたら、時間を忘れてしまうようなことは何か?
他人の評価など気にせずに、打ち込めることは何か?
まず、そこを見つめなおさないと、
どんな儲かりそうな仕事を見つけたとしても、
すぐに飽きてしまうか、その仕事に疑問をもってしまうだろう。
見つけた楽しみがそのまま仕事とならなくても、
直接に仕事につながらなくても、
自分の楽しみを見つけられなければ、
仕事が糧を得るための時間つぶしになる。
それは、心を空虚にしてしまう。
時間を忘れてしまうほど、熱中することって何か?
結局、一度剥がした付箋紙は元の箇所に貼り直して、
『プチクリ』は、返却候補から除外した。