ことばのキャッチボール、コミュニケーション
『アルファブロガー』の中の、織田浩一氏のインタビュー記事で
ブログの効果について織田氏は、
ブログから直接、顧客獲得につながったというのはないが、
ブログをきっかけに対話が始まり、その結果、案件が発生した、
相手の担当窓口で止まっていた案件が、上層部へ通りやすくなった、
また、今までコンタクトのなかった潜在顧客に対して、
毎日コンタクトする機会が増えた、と言う。
WEBマーケティング総合研究所の吉本俊宏氏も、同様のことを言っていた。
ネットは、疑心暗鬼になっている相手に対して、
自分という人間を、見てもらい、安心してもらう場であって、
直接商品を売る場所ではない。
市場は、企業と顧客・潜在顧客などの対話をする場になってしまっていて
これはコントロールできるものではありません。
それをどのようにエンハンスするかが、
これからの企業のコミュニケーション戦略、
ブランディング戦略にならざるをえないです。
企業は、今まではターゲット層を、
デモグラフィックで分類していたのを
サイコグラフィックに分けなければいけなくなってきています。
消費者がメディアになりつつあるという状況を
理解しなければなりません。
田坂広志氏が、巷に溢れているマーケティング手法を
「操作的」と批判していた。
今、市場はコミュニケーションの場になっている。
コミュニケーションのできない者は、
個人としても法人としても、営業するような立場にはいられない。
専門的な知識も、難しい理論も邪魔なだけ。
一番大事なのは、ことばのキャッチボール、コミュニケーション。