リスクを恐れる

佐藤雅彦全仕事』が、自宅ポストに届いていた。
アマゾンで買った中古本だ。


最近読む、いろんな本でこの本が引用されているので、
気になって図書館のオンライン検索をしたら、ナシ。


絶版にっているので、中古で調べたら、最低1260円から。
最近、ブックオフで105円コーナーしか行かない者として
本に1000円以上の出費はキツイけれど、
なかなか手に入らないと知ると、
余計気になって気になって、
アマゾンショッピングカードを先に購入して、本を注文した。


ちょっと離れた町まで買い物に出かけたついでに、
その町にあるブックオフに寄った。


そこの105円コーナーに、
『おとなの小論文教室。』(山田ズーニー)を見つけた。
近場のブックオフどこ探してもなかったのに。。。
アマゾンでは、送料込みで400円くらいで出ている。
思い切りができないまま、毎日のようにアマゾンのホームページをながめていた。


そんなとき、特別な期待もしないで店に寄ったら、不意に現われた、
今までパソコン画面でした見ることのできなかった紫色の表紙。
状態よく、よごれがない。


うれしさよりも、驚き。


安くあがったのは、300円くらい。
でも金額的な損得よりも、見つけることができた、
ということに感動してしまった。


なんで、こんなに感動しているんだろう?いろいろ考えてみた。
わかってきたのは、「買う」という意思表示をする前に
実物を手にした、ということだった。


どうしても、モノを確かめてから購入を決めたい、という願望。
先行投資をすることへの不安感。


そこには、何にでもリスクを恐れる自分、決断力のない自分が、見え隠れしている。