速読本の洋書版

『洋書を読んで億万長者になりなさい』を読んだ。
以前、ブックオフで105円で買ってそのままにしていた本だ。
                      
本棚を整理していたら出てきたので、
一度は目を通しておこうと思い、手にとってみた。
                       
洋書(アメリカ)には翻訳されていない良書がたくさんありますよ、
英語だからとしり込みせずに、
細かい箇所に拘泥しないで全体を俯瞰する目で読み通せば
英語だって読破できますよ、というような内容だった。
                              
批判的に言わせてもらえば、
いわゆる速読本の手法(特に、フォトリーディング)を洋書で実践しましょう、
と言っているだけ。
                    
・英語が読めないのは、苦手意識が原因。
・一行一行にこだわらずに、一気に読み飛ばす。
・難しいことばに出くわしたとき、手強く感じるか容易に感じるかは、
 機知の分野かどうかで、気持ちの余裕が違ってくる
・物事は相対的。
                
以上のような内容を、物語形式で話しを進めているんだけれど、
途中途中の展開がくだらない。
言わんとすることは、ありきたりだけれど説得力があるんだから
もっとしっかりした論の組み立てをすればいいのに。