お金の通り路

『起業の着眼点』(邱永漢)を一気に読んだ。
その中から気になったことばをいくつか。
                    
  時代時代によってお金の儲かる仕事とそうでない仕事があって、
  お金の儲かる仕事を見つけた人は成功する確率が高い。
                           
  お金がザクザク入るかどうかは、
  お金の通り路に位置しているかどうかという違いだけ。
           
  お金を持っている人がたくさん通れば、
  それがお金の通り道になっているのです。
  人のフランチャイジーをやってもしっかりと成功のできる人は、
  その商売がお金の通り路に位置しているかどうかを
  正確に判断できる人だというここになります。
       
  お金の貯まるポイントは、
   1.値幅をとれる商品であること。
   2.売値をメーカーから指定されることなく、
     自分で値つけのできる商品であること。
   3.お客が日常使うもので、一ぺん買ったらもうそれでおしまいという
     耐久消費財や趣味道楽の対象ではないこと。
                  
  問題は、お金が集まるかどうかではなくて、お金が身につくかどうかです。
  お金を受け入れるだけの器がない人は、どんなにお金が押し寄せてきても、
  皆、流れ去ってしまうものなのです。
                     
今、自分がやっている仕事ってお金の通り路になっているのだろうか?
ハッキリと見えているわけではないが、
お金はずっとずっと上流の方で、自分のいる所とはちがう方へ流れている。
ただ、それがどこなのかはわからない。
                  
結局、ありきたりな仕事にしかありつけない。それはつまり、
開発途上国で、数の限られた支援物資に長い行列をなしている
難民のうちの一人ではないのか?
                    
ただただ順番を待つことしかできない。
決められた配給で何日持たせるかを計算しながらの生活。
                     
お金を求めて、流離の旅に出るべきなのか?