僕は、僕でいいんだ

今週の『情熱大陸』は、マジシャンのAi&Yukiだった。
                 
現在、ラスベガスで活動している。                
彼女たちのショーは、マジックだけを見せるのではない。
ストーリーだてしたショーになっていて、
ダンスやアクロバットなアクションも盛りだくさん。
ずいぶんと派手なパフォーマンスだ。
                
日本で活動しているときは、そのパフォーマンスが
”邪道”だとして、ずいぶん批判されたらしい。
それで、4年前に活躍の場を求めてアメリカに渡った。
                  
客の入りが悪いとすぐに契約打ち切りとなってしまうアメリカ社会で、
新しい仕掛けを探し続けている二人。
             
番組の最後で、ナレータが言ったことばが印象的だった。
            
        「 邪道でも道は開ける 」
                
今週の『プロフェッショナル』も、
エリートコースからは遠い道を歩いてきた人の話だった。
           
岐阜で中華料理店を営む、古田等さんという料理人。
古田氏は生まれ育った岐阜の学校に通い、仕事も岐阜を離れることはなかった。
有名な中華料理人に刺激を受けて、オリジナルの創作料理にチャレンジし続けてきた。
古田氏は、「伝統を知らない」「修行をしていない」という気持ちを持っていて
その謙虚さが彼を、真摯な態度で料理と向き合わせた。
一つの料理で、素材の分量、調理温度の組み合わせ方などで、
何通りもの試行を繰り返したたそうだ。                      
                     
そうして編み出された創作料理が、食通や有名料理人などから評価されるようになって、
古田氏はある考えに至った。
                
         「 僕は、僕でいいんだ 」
                               
”一生懸命努力する”それが人を育てる。